高野山で修行体験を1週間|心と向き合う特別な時間と準備のすべて
はじめに

- 「自分を変えたい」
- 「一度、心と身体をリセットしたい」
そんな気持ちになったとき、ふと思い浮かぶのが「修行体験」ではないでしょうか。
今回は、高野山で1週間の修行体験をしたい方に向けて、内容や流れ、準備すべきことなどを、やさしい言葉でご紹介します。
高野山ってどんな場所?
高野山(こうやさん)は、和歌山県にある山の上の町です。
真言宗(しんごんしゅう)という仏教の一つを開いた「弘法大師(こうぼうだいし)・空海」が修行の場として開いた場所です。
そのため、町の中にはお寺がたくさんあり、修行や座禅、写経などを体験できる施設も多くあります。
修行って、何をするの?
高野山で体験できる修行には、次のような内容があります。
これらは、ただ体を動かすというよりも、心を整えるための習慣です。
修行体験 | 内容 |
---|---|
坐禅(ざぜん) | 背筋を伸ばして座り、呼吸に意識を向ける |
写経(しゃきょう) | お経をゆっくり書き写す |
読経(どきょう) | お坊さんと一緒にお経を唱える |
掃除(そうじ) | 境内やお部屋を心を込めて掃除する |
食事作法(じきじ) | 静かに、感謝してごはんをいただく |
1週間の修行って、どんな流れ?
高野山では、宿坊や専用の研修施設などで、1日〜1週間程度の修行体験ができます。
ここでは、1週間過ごすイメージを紹介します。
1日目
到着・オリエンテーション
- お寺の門をくぐり、受付へ
- 修行の流れ・心構えについての説明を受ける
- 白衣(はくえ)や作務衣(さむえ)に着替える
2日目〜6日目
本格修行
- 朝5:30 起床
- 6:00 おつとめ(読経)
- 7:00 朝食(精進料理)
- 8:30〜 日中の修行(掃除・読経・坐禅・お話など)
- 17:30 夕食(精進料理)
- 19:00 夜の坐禅 or 自由時間
- 21:00 消灯
※内容は施設により異なります
7日目
ふり返り・解散
修了証や御朱印をいただく場合もあります。
修行体験で得られること
修行では、以下の内容を得ることができます。
多くの方が、「また来たい」と口にするほど、修行体験は忘れられない時間になるようです。
- 📵 スマホを手放し、自分と向き合う時間
- 🧠 思考が整理され、気持ちが落ち着く
- ✨ 普段のありがたみを感じられるようになる
- 🤝 知らない人との共同生活から、やさしさが生まれる
修行に行く前に知っておきたい準備
持ち物 | ポイント |
---|---|
白衣や作務衣(貸出もあり) | 自前のものを用意すると身が引き締まる |
歩きやすい靴・スニーカー | 境内を歩くことが多い |
ノート・筆記用具 | 気づいたことやお坊さんのお話をメモする |
防寒具 | 高野山は朝晩が冷えることもあります |
感謝の気持ち | これが一番大切です 😊 |
修行に役立つおすすめアイテム3選
- 修行体験セット(作務衣+足袋+念珠)
- 白衣・作務衣(本格派〜初心者向けまで)
- 弘法大師の教えがわかる書籍
よくある質問(Q&A)
-
修行って、体力が必要ですか?
-
それほど動き回ることはありません。座ったり、歩いたり、掃除したりと、無理のない内容が中心です。
-
女性ひとりでも参加できますか?
-
はい。女性専用の部屋や、女性だけの修行プランがある施設もあります。
たった1週間で、人生が変わるかもしれない
スマホや情報から少し離れ、自分自身の中に意識を向ける1週間。
高野山での修行は、特別な知識や体力がなくても、誰でも参加できる心の旅です。
「何かを変えたい」
「大切なことを思い出したい」
そんなときにこそ、一歩ふみだしてみてください。
あなたにとっての“気づき”が、きっとそこにあります。